牧阿佐美バレエ団

森田　健太郎

高知県出身。7歳で立脇千賀子のもとでバレエを始め、1990年に全国舞踊コンクールのジュニア部門と全日本バレエ・コンクールのシニア部門で第1位に入賞した。'93年スロヴァキア国立オペラ・バレエ劇場に招かれ、《白鳥の湖》に主演。'93年と'95年には東京フェスティバルバレエのアメリカ公演に参加している。'95年にはケネス・マクミラン振付の東宝ミュージカル《回転木馬》に出演。'96年には文化庁芸術家在外研修員としてスコティッシュ・バレエに留学後、入団して舞台経験を積む。'98年帰国して牧阿佐美バレヱ団に入団、同時に新国立劇場バレエ団登録ソリストとなる。
新国立劇場では'98年と'99年の《白鳥の湖》のジークフリード王子、2000年の《ラ・シルフィード》のジェームスと《ラ・バヤデール》のソロル、'01年の《眠れる森の美女》のデジレ王子、《ロメオとジュリエット》のロメオ、'02年《こうもり》のウルリック、'04年《ロメオとジュリエット》のパリスなどで出演し、若々しく上品な踊りと誠実な演技で好評を博す。パートナーとしての力量も優れており、舞台を重ねるごとに著しい成長をみせる。
'99年村松賞大賞、'01年橘秋子賞・優秀賞を受賞。